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About us
はじめまして。このページへお越しくださりありがとうございます。私たちは高知県香南市の赤岡町を拠点とする地域団体「NPO法人すてきなまち・赤岡プロジェクト」です。本プロジェクトは、関係機関と連携して、初代赤岡村長の邸宅「赤れんが商家」の再生活用に向けて取り組むとともに、香南市の地域資源を生かしたまちづくりに寄与することを目的として活動しています。
平成26年12月に立ち上げた「絵金のまち・赤岡町家再生活用プロジェクト」を前身とし、平成29年6月に「すてきなまち・赤岡プロジェクト」に再編し、さらに令和3年8月には「特定非営利活動法人すてきなまち・赤岡プロジェクト」として再スタートしました!
赤岡町は、どろめ祭り、絵金祭り、冬の夏祭りなど個性あるお祭りと、「あるもんを生かす」という理念のもと、20年以上にわたってまちづくりが展開されてきました。しかし、当時のまちづくり関係者の年齢層が徐々に上がりつつあります。また、高知県の文化財である絵金の芝居絵屏風が飾られる祭礼装置としての伝統的な土間のある家が姿を消しつつあります。こうした状況から、私たちは、歴史的建築物「赤れんが商家」の再生プロセスを通じて、まちづくり活動を次世代の担い手へ橋渡しするとともに、芝居絵屏風の背景となる土間のある家を存続できるような地域づくりを目指しています。
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地域コミュニティの場としての「赤れんが商家」
週末でもひっそりと静まりかえり、時折お遍路さんが通る、高知県香南市赤岡町の本町通りに「赤れんが商家」は佇んでいます。
間口が広く、赤煉瓦積みの塀と、べんがら漆喰による鮮やかな赤の外壁が特徴です。さらに中に入ると、土間・竃にまで赤煉瓦が用いられています。明治初期建造のこの建物を一言で形容すると「モダン」。横浜の赤煉瓦倉庫が明治40年着工というから、当時の赤煉瓦は新しい時代を象徴する建材であったことがわかります。そのモダンな空気は建築だけでなく、そここで紡がれてきた物語にも流れています。
「赤れんが商家」は、初代赤岡村長・小松与右衛門(弘化2〜明治44年)の邸宅として建てられ、明治初期の建造と推測されています。貧しい小売商の家に育った与右衛門は、修行を積んで一代で造り酒屋として身を立てました。そして、明治6年には私財を投げ打ち有志とともに赤岡小学校を設立し、明治22年に村長に推されます。その後もまち普請に尽力した与右衛門の功績を「赤れんが商家」は見守ってきました。
昭和戦後期の赤れんが商家。自転車がたくさん自転車がたくさん駐まり、にぎわう様子がうかがえる。
大正15年には商家の主が変わり、2つ目の物語を紡ぎ始めます。隣家から移り住んだ宗石楠治は、当時はまだ珍しい誂えの靴屋「宗石靴屋」を開店します。店のロゴマークには宗石楠治のイニシャルと一致するKMの文字が入っています。当時赤岡小学校の教員をしていた近代詩人・岡本弥太もここで年に2足は靴をおろしていたという逸話があります。戦後に入ると2代目店主は、隣の勧めによりタバコ屋も始めます。当時、東隣には警察署があり、警官たちによく売れたそうです。また、この頃になると既成靴が普及し、誂えから修理中心へと移行します。「宗石タバコ靴店」はそれから実に平成23年まで続けられます。まちの人に話を聞けば、みな「ここで靴を直した」、「タバコを買った」と言います。人が集まり、交差する場として、「赤れんが商家」はまちに親しまれた存在でした。
宗石靴店 一代目店主・宗石楠治(中心)
住まい・商いの場としての役割を終えた「赤れんが商家」は、平成25年2月、主屋の解体に着手しようとする2日前に、地域住民と市職員の声がけによって解体を留まり、滅失を免れます。地域住民らをサポートする形で平成26年12月に高知高専・(公社)高知県建築士会を主体とする「絵金のまち・赤岡町家再生活用プロジェクト」が発足し、建物の維持・復旧と、建物を知ってもらうためのイベント等の取り組みが始まりました。そして、平成29年6月には、地域を主体として「赤れんが商家」を拠点とした地域づくりを目指した「すてきなまち・赤岡プロジェクト」が発足しました。令和3年8月には、「赤れんが商家」の持続的な活用に向けて「特定非営利活動法人すてきなまち・赤岡プロジェクト」として認証・登記をいたしました。絵金蔵・弁天座の文化・芸術拠点をさらにまちに拡げる拠点として、「赤れんが商家」は3つ目の物語を紡ぎ始めています。
「すてきなまち・赤岡プロジェクト」が発足したバーベキュー懇親会
Contact
赤れんが商家
〒781-5310
高知県香南市赤岡町772番1
特定非営利活動法人すてきなまち・赤岡プロジェクト
代表理事:浜田義隆